コロナと女子格闘技ということで、女子格闘技に係る人々へのインタビューシリーズです。今回は、伊藤紗弥選手にインタビューをしてきました。









ムエタイ天才少女とコロナ






伊藤選手は、天才ムエタイ少女と呼ばれるように、4歳の時からムエタイを始め、タイでも活躍しました。





現WBCムエタイ世界女子ミニフライ級王者、現WMC世界女子ミニフライ級王者、元WPMF世界女子ピン級王者と多くのチャンピオンベルトも保持する選手です。しかし、2020年2月11日に行われたRISE GIRLSPOWERではAyaka選手にまさかのKO負けを喫してしまいました。






そんな伊藤選手にコロナの自粛期間の過ごし方を聞いてみると、「トレーニングからは離れてました」とのこと。ランニングなどは続けていたようですが、ジム自体がお休みとなり、仕事も休みになったので、「家で過ごす時間が多かったです」と語っています。







ジムが再開し、仕事も再開して、「今は元の生活に戻しています」と語っています。伊藤選手に今後の目標を聞いてみると、「ムエロークで戦うはずだったタイ人と試合したいですね」と。伊藤選手は、コロナがなければ、4月26日にムエローク八王子2020でクラップダム・トームアンペット(タイ/WPMF世界ミニフライ級チャンピオン)との試合が予定されていました。





ムエタイorキック






「今後はムエタイですか?」と水を向けてみると、はにかみながら、「キックはもう良いかなって思います」と。前回の負けが響いているのかと思いきや、「ムエタイの方が面白いので」と語ります。

実際、1ラウンドから飛ばしていくキックボクシングと違い、ムエタイは1ラウンド、2ラウンドを経て、徐々にペースを上げていきます。ムエタイでは、5ラウンド行われますが、日本で行われるキックボクシングの試合は3ラウンドのものが多く、徐々にペースを上げていくムエタイ選手にとっては、リズムの上げ方が課題になります。

「私は徐々にペースを上げて行くタイプなんでムエタイの方がやりやすいです」と語る伊藤選手ですが、実はムエタイでも課題があるそう。最近、One Champion Shipでは女子キックボクシングの試合が多く行われ、タイでもMuay Hardcore、Muay Thai Super Fightなどのテレビマッチも多く行われるようになりました。ここでは、テレビ的な見栄えということで、派手なKOシーンを意識して、短いラウンドでの決着が意識されています。徐々にペースを上げて行く伊藤選手にとっては、「つらいですね」という状況。

伊藤選手が悩んでいるのはこれだけではありません。最近はフィジカルを強くしていきたいと考えているとのこと。「昔はテクニックだけでなんとかやっていけたんですけど、最近はテクニックだけではどうにもできないことが多くて」と語ります。伊藤選手といえば、中・遠距離からの蹴りで相手を翻弄するというイメージがありますが、今は組んでも相手に負けないように力を付けることを目標に掲げています。


「少しでも多くムエタイの試合をやっていきたい」と語る伊藤選手。苦悩の果てに、少女ではなく、女帝として君臨することが出来るのか、伊藤選手の挑戦は続きます。









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投稿者 GB