コロナと女子格闘技ということで、女子格闘技に関わる人々へのインタビューをしています。今回は、2020年11月3日に開催された『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1九州初上陸~』で、K-1女子フライ級王者KANA選手に見事勝利をおさめた壽美選手にインタビューをしてきました。
壽美選手は、冒頭で紹介したKANA選手、そして2019年にはヨセフィン・ノットソン選手と対戦しています。ヨセフィン・ノットソン選手は2019年3月10日の『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~』でKANA選手に勝利している北欧の実力派選手です。
「ヨセフィン戦ですべてが変わりました」
壽美選手は、ヨセフィン選手、KANA選手というK-1、Krushの中でもトップランクの選手と試合をしてきました。残念ながら、ヨセフィン戦では、「試合で効かされたのは初めてです」というほどの完勝を許してしまっています。
しかし、ヨセフィン戦は壽美選手に良い影響を与えたようです。本人も「ヨセフィン戦で、試合への意識が変わりました」とした上で、相手がどういう攻撃をしてくるか、こちらがどう迎え撃つかということを考えるようになったと言っています。
それが上手くいったのが、2020年11月3日のKANA選手との試合です。「ヨセフィン戦でもそうだったんですが、KANA戦の前もうなされてたみたいです」というほど、プレッシャーを感じていた試合でしたが、結果は判定勝ちながらも、KANA選手に勝利をおさめることが出来ました。
「ヨセフィン戦から、練習スタイルも変わりました。それが上手くいったのがKANA戦でした」と本人も振り返っています。試合中は無我夢中で戦っていたようですが、「練習でしたコンビネーションや動きを試合で出すことが出来た」と言います。「後で、動画で見たんですけど、『あ、こんな動き』出来たんだって(笑)」と満足そうに語っています。
コロナだからこそ、他人より先に行かないと
そんな壽美選手がコロナの自粛をどう過ごしたのかを聞いたところ、「コロナはみんな同じなんで、ここでちゃんとやっておけば他の人に差を付けられるって思ったんです」と前向きな答えを返します。コロナで自粛となると、ジムも休みになります。その中で、壽美選手はトレーニング用品や防音シートを自宅に置いて、トレーニングルームに改造しました。コロナで試合が出来なくなったり、ジムでのトレーニングが出来なくなったからこそ、自分なりにやれることをしようと考えた結果でした。
「コロナだからこそ、やれることがあると思ったんです」と言うように、自宅でのトレーニングを増やすだけでなく、練習や自分の試合を見直す機会になったと言います。コロナでスパーリングや試合が出来なくなったからといって、立ち止まるのではなく、コロナを前向きに考えた訳です。
「コロナで皆が元気がない時だからこそ、試合を見て元気になってほしいなって思ってます」とはにかみながら、前向きな言葉を語ります。インタビューの間も前向きな言葉を語り続ける壽美選手ですが、性格も前向きそのもの。「お金を貯めて、バンコクに移住したい」と目標を話しますが、これは格闘技というよりも、「はじめて言った時に人が親切で、こういうところに住んでみたいなって思ったんです」と人に親切にされて、元気になったから返していきたいと言います。この前向きさが格闘技にも生かされていると言えるでしょう。
実は「技フォルダ」を持ってます(笑)
そんな壽美選手ですが、ヨセフィン戦以前も研究に怠りはありませんでした。「気に入った技をYOUTUBEで見つけると、保存しておいて何度も見てます」といい、「次の日の練習で実際にやってみてます(笑)」と言うほどです。しかし、試合に向けての研究だけではなく、やってる理由は「好きだから」です。「しなくてはいけない」ではなく、「楽しい」から続けているということです。
壽美選手に目標を聞いてみると、「今のところはベルトが欲しいです」と言い、1月23日(土)後楽園ホール「Krush.121」で開催される「第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」で勝利し、チャンピオンベルトが欲しいと言います。
「その後は?」と聞くと、「格闘技でやれることがなくなるまでは続けるつもりです」とあくなき探求心と格闘技熱を感じさせました。これからどんな格闘技人生が待っているかはともかく、常に高みに向かって進んでいくのは間違いないでしょう。
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