今回は、2022年11月20日(日)に後楽園ホールで開催されるKick Insist14でタイのチョンピー・コーラットスポーツスクール選手と対戦する藤原乃愛選手にデビューのきっかけ、ムエタイへの思いなどを伺ってきました。
ムエタイを習いたくて、往復4時間
藤原乃愛選手は元々、お父さんから空手を習っていたそうです。「子供の頃から空手をやってました。空手をやってるのが当たり前な生活でしたね。」と語ります。
そうした中で転機が訪れます。お父さんが、女子ムエタイで活躍していた伊藤紗弥選手の記事を見つけてきました。「『こんなにすごい人がいるぞ』って、お父さんが見せてくれたんです。それで私も「ムエタイやってみたい」となりました。」と、ムエタイを習うきっかけを語ります。
ここまでならば、他の選手に憧れて、同じ競技を習いたくなったというだけの話です。しかし、藤原選手の場合には一味違いました。伊藤紗弥選手の所属する尚武会まで通うことにしたそうです。
「やっぱり、憧れてる人と同じジムで習いたいなって思って」と語りますが、藤原選手の住む横須賀から尚武会のある八王子までは電車ならば片道2時間30分近く、車でも1時間30分はかかる距離です。どうしても習いたいという気持ちが強くなければとてもできない距離です。
どんな相手でもかかって来て欲しい
とはいえ、藤原選手のムエタイへの思いはまだ続いています。2022年5月21日に行われたミネルヴァピン級タイトルマッチでAyaka選手を破り、見事、チャンピオンに輝きました。「今後どういう選手と戦いたいですか?」という質問に対して、「どんな相手の挑戦でも受けます」と語ります。チャンピオンになった以上、ベルトを守り続け、ベルトの価値をあげたいというチャンピオンとしての気概を感じさせます。
しかし、今後もタイ人と試合をしたいという気持ちが強いようです。「日本人選手の試合を見るのは好きだし、楽しいんですが、やっぱりタイ人と試合をしたいですね。」と笑いながら語ります。
2022年9月18日のChallenger6でタイ人のヌアファー・ソソーンタム選手にTKO勝ち、7月にはKICK Insist13でペッテァー・ソーソピットにTKO勝ちとタイ人選手相手に連勝を重ねます。
「いやあ、まだまだですよ。タイ人ヤバいですね。」過去のタイ人との試合について、「連勝ですね」と話を振ると、手をバタバタ振りながら、「まだまだです」と繰り返します。「次の試合のタイ人も強いんで、もうヤバいですね。」とヤバいを繰り返します。連勝記録を重ねても、まだこれからというのが本人の気持ちのようです。
チャンピオンとして盛り上げていきたい
高校三年生、これからは大学受験も控えています。「大学でスポーツ系の勉強出来ればなって思ってます。」と将来の希望を語ります。しかし、キックボクシングを止めるつもりはありません。「タイにも行きたいですし、まだまだやりたいことがたくさんあります」と話します。タイ人との試合が続いていますが、日本人選手とも試合をしたいと語ります。「いつもまず日本人を探してくれるんですが、なかなか条件が合わないのでタイ人になっちゃうんですよね。日本人選手との試合もしたいです」と語ります。
TikTokなどでも発信を続ける藤原選手。「ファンの方に声をかけて頂くと忘れないですね」とファンの顔は覚えていると語る。通っている高校では、生徒だけでなく、先生も応援に来てくれるほどだ。明るい人柄に引き付けられるファンも多いのだろう。高校生チャンピオンとして、これからの活躍を期待したい。