というわけで行ってきました。

 

 

 

2019年6月12日に日比谷パークフロントで開催されたイベントです。

 

 

 

コンセプトとしては、ONE Championshipを知ってもらおうということと、周りのオフィスの人々がワークアウトするということのようです。

 

 

 

UFCで活躍し、今はONEのVP(Vice President)のミーシャ・テイト選手と、日本人選手(VV Mei選手や三浦彩佳選手、猿田洋祐選手)が参加しました。ただ、やはりメインはミーシャ選手でした。これについては、思うところがあるので、後で書きます。

 

 

 

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整理券が配られた後でいよいよイベント開始。最初は、ONEについての紹介がされます。この辺は、知らない人に知ってねということなんですが、IRのプレゼンのような感じでした。私のように格闘技団体の経営に興味がある人には面白い内容でした。しかし、一般の人にはどうかというと…。という感じ。

 

 

 

それと、気になったのが外国の企業だからか、英語なんですよね。さすがにパワポは日本語ですが、流している映像の字幕は英語。多分、ONEを知らない人に受けるのはそこな気がするのですが…。内容は、いじめられっ子がONEに挑戦し~~というもので、Rika Ishige選手の動画でした。これはティッシュで有名なクリネックスとタイアップして、カンヌライオンズ 2018という広告祭にも出品されたもので、かなり良く出来ています。だから、字幕がなくても画像を見ただけで内容は分かったりします。この辺は、上手いなと感じました。日本の団体のような選手ありきなイベントとは一線を画している気がします。ちゃんとコーポレートアイデンティティを意識しているのが印象的でした。

 

 

 

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プレゼンが終わると、ミーシャ選手をはじめ、ゲストたちが登壇し、パネルディスカッションやデモンストレーションが行われました。個人的には、ここでミーシャに絞められたかったなと今でも後悔してます。

 

 

 

その後、オフィスでパンチということで、ミーシャ選手たちがミットを持ち、希望者がパンチを打つというワークアウトへ。プラス、ネットワーキングイベントということで、交流も行われました。

 

 

 

このネットワーキングイベント、参加者同士の交流なのかしらと思えば、選手との交流。当たり前と言えば当たり前ですがね。根暗な僕としても、知らない人に話しかけるのは苦手です。デモンストレーションに協力した女性の方に「腕太いですね」と話しかけ、「鍛えてるんです」と誇らしげに答えてもらいましたが、やっぱり苦手です。ちなみにいまいちナンパとネットワーキングの差が分かりません。この時も、ナンパなのか?と悩んでしまいました。

 

 

 

それはともかく、色々と面白かったのですが、一番驚いたのがグッズ類。

 

 

 

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Tシャツだけかと思えば、こんなにもたくさんのグッズが。太っ腹だなという感じです。

 

 

 

最初に、ミーシャ選手メインということを書きましたが、会場にいる参加者の人たちのお目当てもミーシャ選手だったようです。ワークアウトの後で、ネットワーキングではミーシャ選手の前に行列ができ、サインをしてもらったり、写真を撮ってもらったり。

 

 

 

でも、ミーシャ選手。VPなんで、選手じゃないんですよね。肝心の選手、特に日本人の女子選手は、端っこに引っ込んでしまい、顔なじみのメディア関係者と話し、なかなかファンは話しかけづらい。まあ、これ色んなイベントで良く見る光景です。関係者と話すのではなく、知らないファンとの交流が大事なんですがね。ミーシャ選手はと言えば、結構にこやかに応じていて、UFC経験者のプロ意識との落差を感じました。

 

 

 

まあ、そういう意識のない人たちと言ってしまえば、そこまでなんですが、スタッフの方もミーシャ選手ばかりに集まるようにするのではなく、他の選手にも散らすようにすれば良かったのでないかと。

 

 

 

全体としては非常に興味深く面白いイベントだっただけに残念。

 

 

 

色々と書きましたが、日本の団体ではなかなかここまで出来るのはないのでしょうか。RIZINやONEの中継が始まったとはいえ、まだまだ格闘技はマイナーな存在です。前にも別の稿で書きましたが、格闘技に興味を持ってもらう人たちの裾野を広げるという意味では、このイベントは他の団体も見習ってほしいですし、こうした地道な努力が必要だと思います。

 

 

 

深読みすれば、このイベントを発展させれば、ONE直営のジムなども日本に出来るのでは?なんてことも思ったりしました。

投稿者 GB